生命力を高める生活~腸内フローラ・酵素・ミトコンドリア~

主に腸内フローラ・酵素・ミトコンドリアで生命力を高める方法について書いています。

水素分子(H₂)と水素水が生命力を高めるわけ

当ブログでは、腸内フローラ・酵素・ミトコンドリアによって生命力を高める方法について述べていますが、今回は水素分子(H₂)と水素水が生命力を高めるわけについて書いていきたいと思います。

 

水素分子(H₂)と水素水が生命力を高める

 

近年、水素分子(H₂)はアンチエイジング生活習慣病の予防に効果的だといわれるようになり、その水素分子が溶け込んだ水である「水素水」がブームになりました。

では、水素分子のどのような点が注目されたのかといえば、それは水素分子(H₂)が細胞内の必要な場所に素早く到達して、悪玉活性酸素である「ヒドロキシルラジカル」を選択的に除去するということです。

そしてこのことはミトコンドリアの研究で知られる太田成男氏の研究チームによって2007年に明らかにされました。

 

 人の身体を老化させる大きな敵は、「酸化」「糖化」「炎症」です。これらが細胞そのものを錆びさせ、器としての身体を蝕み、病気や老化へと導く諸悪の根源であることは、少し勉強している医学者であれば、誰もが知っていることです。

 なかでも、もっとも身体に悪影響を与えているのが「活性酸素」です。その活性酸素の解毒に高い有効性を示すのが「水素」であることが、ここ十年で証明されつつあります。「水素」は究極の抗酸化物質であり、細胞レベルの解毒を助ける力を持っています。つまり、「水素治療」を行うことで、身体の「老化」を抑制することが可能だといえるのです。(辻直樹『なぜ水素で細胞から若返るのか 抗酸化作用とアンチエイジング』p24

 

活性酸素はある程度は体内に必要ですが、増えすぎると、細胞の老化を促したり、万病の原因になったりするとされています。また生命力の低下の原因にもなります。

その活性酸素を除去するためには、抗酸化作用があるポリフェノール類を摂ることが有効だとされていますが、ポリフェノール類をはじめとした抗酸化物質は、悪玉活性酸素だけではなく、善玉活性酸素も除去してしまう可能性があるといわれています。

水素分子(H₂)は悪玉活性酸素「ヒドロキシルラジカル」を選択的に除去

しかし水素分子(H₂)には、代表的な悪玉活性酸素である「ヒドロキシルラジカル」を選択的に除去してくれるという利点があるのです。

 

 水素の抗酸化力は適度なので、生体に必要な活性酸素を除去しないことが利点です。

 活性酸素は全部悪者であるように思われることが多いのですが、生体で必要な活性酸素もあり、細胞の中で様々な役割を果たしています。例えば、精子の形成、血管の修復、傷の治癒などに必要で、身体を鍛えるのにも使われます。これを善玉活性酸素の酸化力は極端には強いわけではありません。

 水素の抗酸化力は、従来のビタミンCやEに比べると強くありません。従来の抗酸化物質は、すべての活性酸素を消去しますので、とりすぎに注意する必要があります。しかし、水素は、善玉活性酸素とは直接反応しないので、代謝を乱すことがないのです。

 一方、水素は、酸化力が非常に強く破壊力が強い悪玉活性酸素と直接反応して消去します。(太田成男『ここまでわかった 水素水最新Q&A』p85~86

 

ここまでわかった 水素水最新Q&A

太田成男『ここまでわかった 水素水最新Q&A

 

水素分子の抗炎症作用や抗アレルギー作用

また、一般的に水素分子の効果としては、この「抗酸化作用」が知られていますが、それ以外にも、抗炎症作用や抗アレルギー作用、代謝改善作用などもあることが分かってきたといいます。

 

 研究が進むにつれ、研究を始めた時に想像していたよりもはるかに多くの効果があることがわかってきたのです。

 最初は、水素の抗酸化作用に着目していたのですが、炎症を抑える作用、アレルギーを抑える作用、エネルギー代謝を活発にする作用、細胞死を抑制する作用があることが次々と発見されました。

 抗酸化作用については、水素の直接の抗酸化作用だけでなく、水素が体内になくなった後でも、長時間にわたって抗酸化作用を示すこともわかってきました。(太田成男『ここまでわかった 水素水最新Q&A』p51~52

 

 活性酸素は脳神経系、呼吸器系、循環器系、消化器系、血液系、内分泌系から眼、鼻、歯、骨、皮膚に至る、ほとんどすべての器官や組織の病気に関わっており、水素はその多くの場合に有効に働くことが知られてきました。水素の効果は、その大きさも広がりも予想をはるかに超えるものだったのです。さらにその後の研究で、水素には抗酸化作用だけではなく、抗炎症作用、抗アレルギー作用、代謝改善作用などがあることも知られてきました。深井有『水素分子はかなりすごい』p26

 

  「水素」が活性酸素の発生を抑えることによって、体内で起こるさまざまな「炎症」が抑止され、組織や細胞、血管などが「糖化」するのを防ぐことができます。体調が悪くなるとき、どこかが痛むとき、体内では「酸化」「糖化」「炎症」が起きています。この三つの劣化作用を放置しておけば、細胞も臓器も老化の一途をたどってしまうわけですが、「水素」を使えば老化を抑制することが可能です。(辻直樹『なぜ水素で細胞から若返るのか 抗酸化作用とアンチエイジング』p6

 

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抗酸化物質としての水素水が生命力を高める

しかし、水素分子(H₂)には抗酸化作用や抗炎症作用があるからといって、水素分子が含まれている水素水や水素サプリメントを摂るだけで、万能薬のようにみるみるうちに病気が治ったり、体調が改善されたりするとは考えにくいと思います。

では、どのように水素水や水素サプリメントを利用すれば良いのかといえば、毎日の生活において、余計なもの、不必要なものを最初に減らしたうえで、カラダに必要なものとして水素をプラスしていくのです。

 

 私が行なっているアンチエイジングは、病気にさせる、あるいは老化を促進させるものを身体から抜く、「ディフェンスの治療」からスタートします。身体にとって不要なもの、害になるものを解毒したうえで、その人にとって必要なものをプラスするという考えです。解毒するためには、食べ物や生活習慣を変える必要性があります。そのうえで、解毒にも有効だとされている「水素」を利用するのです。(辻直樹『なぜ水素で細胞から若返るのか 抗酸化作用とアンチエイジング』p36

 

なぜ水素で細胞から若返るのか 抗酸化作用とアンチエイジング

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水素分子はミトコンドリアを元気にする

ここまで水素分子の抗酸化作用について述べてきましたが、なぜ水素分子が含まれた水素水や水素サプリメントが生命力を高めることにつながってくるのかといえば、やはり「ミトコンドリア」の存在に行きつくように思います。

 

水素水ブームの火付け役である太田成男氏は、そもそもミトコンドリアの研究者であり、『ここまでわかった 水素水最新Q&A』のなかで、

 

 水素が、あらゆる臓器であらゆる症状に効果がある、という従来の常識とは異なる概念を受け入れる感性は、ミトコンドリア研究、特にミトコンドリアの病気に関する研究によって培われました。

 ミトコンドリアに異常が生じた時は、全身に異常が生じますが、非常に複雑です。あらゆる臓器に、あらゆる時期に、あらゆる症状が複雑に生じるのです。

 そのため、水素が、あらゆる臓器に、あらゆる時期に、あらゆる症状を改善したとしても、ミトコンドリア病の症状を知っている私にとって、受け入れやすい現象だったのです。(太田成男『ここまでわかった 水素水最新Q&A』p59

 

と述べています。

 

また、瀬名秀明氏との共著『ミトコンドリアのちから』のなかで、水素に関して、以下のように述べています。

 

 培養細胞にアンチマイシンAという物質を添加すると、第4章でも述べた電子伝達系の複合体の働きが一部阻害されて、スーパーオキシドや過酸化水素が発生し、さらにそこからヒドロキシルラジカルもできてくる。それら活性酸素の発現量を、細胞の染色技術を駆使して測定しつつ、溶液に溶かした水素ガス(水素分子)を添加したときにどうなるかを調べた。(太田成男・瀬名秀明ミトコンドリアのちから』 p220

 

すると水素ガスはヒドロキシルラジカルだけを選択的に減らすことが確かめられた。しかも水素分子はミトコンドリアの中だけでなく核の中のヒドロキシルラジカルも除去して、細胞のミトコンドリアと核の両方を守ることもわかったのである。これは水素分子が非常に小さいため、生体の脂質膜を容易に通り抜けることができるからだ。他のいくつかの測定方法でも注意深く調べてみたが、やはり水素分子がヒドロキシルラジカルを選択的に除去し、スーパーオキシドや過酸化水素には影響を及ぼさないという結果が得られた(太田成男・瀬名秀明ミトコンドリアのちから』 p220~221

 

 おそらく水素分子の効果効能はミトコンドリアを助けることとつながっていると考えられ、そのことが生命力を高めることにも関係してくるように思われます。

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水素分子医学のこれからの可能性

最後に、理学博士の深井有氏は、水素の医療効果の最前線に迫った『水素分子はかなりすごい』(光文社新書)のなかで、

 

 筆者は水素分子医学の専門家ではありませんが、物理学・地球科学の立場から水素の研究に携わってきたので、水素・重水素の生理作用についても大きな関心を持ってフォローし続けてきました。そして最近、水素の生理作用についての地道な研究と、浅薄な水素水ブームとの乖離が年を追って大きくなっていくのを黙って見ていられなくなって、この本を著すことにしたのです。この本がそのギャップを埋める助けとなることを切に願います。今後、水素分子医学が進歩するにつれて、その内容は深く広くなっていくのでしょうが、それでもこの本はそれを理解するための基礎として、変わらぬ価値を持つものと信じています。(深井有『水素分子はかなりすごい』p262)

 

と述べていますが、深井氏が述べているように、「水素の生理作用についての地道な研究と、浅薄な水素水ブームとの乖離が年を追って大きくなっていく」のは確かだと思われます。

 

水素分子はかなりすごい

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以前の記事でも書きましたが、水素分子の効果効能が病気の予防や健康維持のために大きく貢献するのであれば、水素水の効果を最初から「インチキ」や「トンデモ」だと思い込んでいる一部の人たちによって、水素水が一過性のブームとして終わらせられてしまうのは非常にもったいないことだと感じます。

 

 今までの研究結果の中には、従来の医薬品と水素の効果を比較して、医薬品をしのぐ結果が発見された例がたくさんあります。しかも、副作用がほとんど認められません。効果が顕著であればあるほど副作用があるというのが従来の常識でしたから、今までの常識とはずいぶん違います。

 少なくとも、動物実験においては、水素の効果は間違いないと断言できる段階にまで達しています。

 これらの研究を実際にヒトに応用するとなると、臨床試験が必要となります。ヒトを対象とすると、さらに慎重に慎重を重ねなくてはなりません。

 現在は、先導的研究として臨床試験の20歳以上の論文がすでに発表され、これから次々とヒトを対象とした研究結果が報告されることになっています。

 おそらく、近い将来には、多くの病気の治療と病気発症のリスク低減について、ヒトに対して有効であると理解されるようになるでしょう。(太田成男『ここまでわかった 水素水最新Q&A』p15~16

 

 現段階では、水素水の商品は清涼飲料水の範疇の食品です。「ただの水」ではなく、水素が入っている清涼飲料水です。水素水という清涼飲料水を販売しても、法律的には何の問題もありません。

 また、水素ガスは、食品の形状をしていないので、体内に吸入してはダメだという規制はないようです。安全性という点で問題になる可能性は少なからずあるでしょう。

 科学的真実は、社会の仕組みによって変わることはありません。

 しかし、水素水の効果がますます明確になって、科学的真実の域に達しても、人類がその恩恵を受けるのは、社会的な合意が必要なのです。(太田成男『ここまでわかった 水素水最新Q&A』p17

 

ここまでわかった 水素水最新Q&A

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以上、水素分子(H₂)と水素水が生命力を高めるわけについて書いてきましたが、これからの水素分子の医療への応用の可能性を私自身、見守っていきたいと思います。

 

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