腸内細菌の酵素を分泌する働きが腸内環境の悪化を防ぐ
前回の記事では、酵素サプリメントが腸内環境の悪化を防ぐということについてお伝えしましたが、実は、酵素サプリメントを摂ること以外にも、腸内環境の悪化を防ぐ方法があります。
それは何かというと、腸内細菌を増やすことです。
私たちの腸には100種類・100兆個以上の腸内細菌が生息していますが、その腸内細菌は、食べ物の消化に関わっており、酵素を分泌する働きがあるのです。
そのため、腸内細菌がたくさんの酵素を分泌するように腸内細菌を増やしていけば、消化力はアップし、消化不良による腸内環境の悪化は防がれるようになるのです。
しかし腸内環境が悪く、腸内細菌のバランスも崩れて、腸内細菌が活発に働けないような状態だと、腸内細菌から分泌される酵素の量も減ってしまいます。
そのため、
食べ過ぎによって消化不良が起きる⇒腸内環境が悪化⇒腸内細菌のバランスが崩れて酵素が分泌されなくなる
といったサイクルではなく、
腸内環境を改善する⇒腸内細菌のバランスを整える⇒体内の酵素の量が増えて消化力がアップ
といったサイクルを日々に生活のなかで作ることが、大切になってくるのです。
では、腸内細菌を増やすためには、どのような方法で腸内環境を整えていけば良いのでしょうか。
その具体的な方法についての詳細は以前の記事である「生命力を高める腸内フローラ改善方法とは?」を参照していただきたく思いますが、普段から乳酸菌やオリゴ糖、食物繊維など、腸内環境を整えたり、腸内細菌のエサになったりする栄養成分が含まれた食品(プロバイオティクス・プレバイオティクス)を摂るようにすることが、腸内細菌を増やすために重要になってくるのです。
また食べ過ぎによる消化不良によって腸内環境が悪化しないよう、普段から腹八分の少食を心がけることも大切です。