生命力を高める生活~腸内フローラ・酵素・ミトコンドリア~

主に腸内フローラ・酵素・ミトコンドリアで生命力を高める方法について書いています。

『「原始人食」が病気を治す』は今までの食生活を見直すための一冊

当ブログでは、腸内フローラ・酵素・ミトコンドリアによって生命力を高める方法について述べていますが、今回は﨑谷博征氏の『「原始人食」が病気を治す ヒトの遺伝子に適合した物だけ食べよう』マキノ出版)を、今までの食生活を見直し、生命力を高めていくための一冊として紹介していきたいと思います。

 

では、なぜこの﨑谷博征氏の『「原始人食」が病気を治す ヒトの遺伝子に適合した物だけ食べよう』がオススメの一冊なのかといえば、この本は、私たちが普段行っている何気ない食生活を見直すきっかけを与えてくれるからです。

 

 人類が動物性の食事を開始し、エネルギー摂取を高めた約260年前から、約1万年の農耕革命に至るまで、人類は同じ傾向の食事を続けてきました。1万年前に起こった農耕革命と動物の家畜化が、私たちの食事内容を激変させたのです。

 人類の進化、遺伝子の適応化という大きなタイムスケールの中では、1万年という期間はまだほんの一瞬です。そう、1万年前から現代社会までのライフスタイルの激変に、遺伝子はまだ追いついていません。この不適合によって、肥満をはじめとした多くの慢性病はつくられているのです。

 原始人食では、この二百数十万年続けてきた食事内容をベースに、そこに日本の伝統的な発酵食を取り入れました。(『「原始人食」が病気を治す』 﨑谷博征 マキノ出版 p4

 

"﨑谷博征『「原始人食」が病気を治す』/

﨑谷博征『「原始人食」が病気を治す ヒトの遺伝子に適合した物だけ食べよう』マキノ出版

 

本書『「原始人食」が病気を治す』では、「推奨する食品」「控える食品」「絶対に食べてはいけない食品」がリストアップされていますが、細かく制約されているカロリー制限や糖質制限によってストレスを溜める必要はありません。なぜなら原始人は、いちいち数字を気にするカロリー制限や糖質制限を行っていないからです。

 

 原始人食においても、やはり糖質はある程度制限します。しかし、患者さんが悩んでいる症状がかなり重症のものでない限り、厳格な糖質制限は行いません。大半の方は、糖質もある程度の量は摂ってよいことになっています。(『「原始人食」が病気を治す』 﨑谷博征 マキノ出版 p131

 

 また、原始人食では、ほんの一部を除き、新鮮な野菜や果物を摂ることをむしろ積極的に奨励しています。なぜなら、新鮮な野菜や果物には、ミネラルやビタミン、フィトケミカル(植物栄養素)など、健康を増進させる効果のあるものが豊富に含まれているためです。(『「原始人食」が病気を治す』 﨑谷博征 マキノ出版 p131

 

また、普段からスーパーやコンビニエンスストアで食材を買って食べている方にとっては、この『「原始人食」が病気を治す』に書かれている内容を、いきなり100%実践するのは難しいと思われますが、本書では「原始人食」を始めるにあたって、

 

「①赤肉、鶏肉、魚介類、野菜、果物、日本の発酵食を食事の中心とする

②①の食事内容を8割方守る。」

 

という基本が提示されています。

 

 「原始人食」を始めるためには、何から手をつけたらいいでしょうか?

 これは、極めて簡単です。原始人食では、食事に含まれるエネルギー(カロリー)や糖質などを知るための面倒な計算は必要ありません。

 基本ルールは、以下の2つです。

 

①赤肉、鶏肉、魚介類、野菜、果物、日本の発酵食を食事の中心とする

②①の食事内容を8割方守る。

 

 この基本を守っていれば、自分の適性体重になります。多くの人は適正体重よりも体重があるために、体重は落ちていくことでしょう。(『「原始人食」が病気を治す』 﨑谷博征 マキノ出版 p168

 

日頃の食生活を見つめ直すための「原始人食」

私自身、実際に原始人食を実践できているのかといえば、自信をもってイエスということは出来ませんので、この本に書かれている食事法の内容を、この記事を読んでくださっている方に押しつけるつもりはありません。

しかし、この﨑谷博征氏の『「原始人食」が病気を治す』は、生活習慣病の原因になるような現代人の食生活を見直すとともに、自分のなかの食への常識を疑うことで、より健康的な毎日を送っていくためのきっかけを与えてくれるように思います。

これは食生活に限らないことですが、自分が常識として正しいと思っていたことも、実はマスメディアなどの強い影響によりそう思いこまされていたということは多々あります。

つまり、この本に書かれている内容を全て実践できなくても、これまでの自分の食生活を考え直すという点では、非常に役立つ一冊なのです。

 

ちなみに本書は2013年に出版されていますが、近頃、﨑谷博征氏は『「プーファ」フリーであなたはよみがえる!  生命場を歪ませるアルデヒド』(鉱脈社)や『病は「リポリシス」から 生体内核爆発リポリシス』(風詠社)など、これまでの健康常識を覆すような興味深い書籍を出版されています。

 

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