1分間瞑想法が生命力を高めるためにオススメなわけ
当ブログでは、腸内フローラ・酵素・ミトコンドリアによって生命力を高める方法について述べています。
今回は1分間瞑想法が生命力を高めるためにオススメなわけについてです。
以前、瞑想が生命力を高めるのに効果的な理由について書きましたが、毎日が忙しくて、なかなかじっくりとマインドフルネス瞑想を行う時間をとれないという時は、1分間瞑想を行うことがオススメです。
この記事ではヨガ・瞑想講師の吉田昌生氏の『1分間瞑想法』を取りあげながら、1分間瞑想法について述べていきたいと思います。
ちなみに吉田昌生氏の『1分間瞑想法』のなかでは、マインドフルネスについて以下のように述べられています。
マインドフルネスは、簡単に言うと、「今、ここ」にある練習です。
あなたの思考が、未来や過去にさまよっていることに気づいたら、今この瞬間に意識を向けていきます。
私たちは「今、ここ」にあるときと、「今、ここ」にないときがあります。というより、「今、ここ」にある時間より、未来のことを考えているか、過去のことを思い出していることがほとんどであることに気づくかもしれません。
マインドフルネスは繰り返し繰り返し、「今、ここ」に意識を向けていき、「今、ここ」にある時間を増やしていく取り組みです。(吉田昌生『1分間瞑想法』p46)
要するに、マインドフルネス瞑想を行う目的は、過去や未来ではなく、「今、ここ」に集中する機会を増やしていくことだと言えるのです。
吉田昌生『1分間瞑想法』フォレスト出版
ストレス対策としておすすめの1分間瞑想法
では、マインドフルネス瞑想を日常生活のなかで、生命力を高めるために、どのように利用していけば良いのでしょうか?
そこで役に立つのが、マインドフルネス瞑想を1分間だけ行うという「1分間瞑想法」です。
たとえば、会社や学校、家庭などで、必要以上のストレスを感じてイライラしたり、緊張してドキドキしたりしすぎると、自律神経の交感神経ばかりが優位になり、自律神経のバランスは乱れてしまいます。
また、過度のストレスは、腸内細菌のバランスにも悪影響を与えてしまいますので、腸内フローラが乱れる原因にもなります。
そしてそのような慢性的なストレスは体内で炎症を引き起こし、生命力や免疫力の低下にもつながっていきますので、その生命力や免疫力の低下を防ぐために、マインドフルネス瞑想を1分間だけ行うのです。
何か自分にとって嫌な出来事が起きてしまうと、そのことをきっかけにして、心の状態は波が立つように乱れてしまいます。
もしそうなってしまったら、そのつど呼吸に意識を向けるようにして、1分間、気息の出入りなど、呼吸の様子を観察しながら、呼吸を深めてリラックスしてみてください。
もし、慌ただしい場所に身を置いていて、1分間の余裕もない場合は、30秒でも良いので、呼吸に意識を向けて、「自分は呼吸をしている」ことに気づき、息を長く吐きながらリラックスを心がけます。
そのようにして、1分間のマインドフルネス瞑想を常に心がけることは、日常生活のなかで生じる困難に立ち向かうためのストレス対策になります。
1分間瞑想法で「いま」に対する気づきを増やしていく
また、マインドフルネス瞑想を行う際に重要になってくるのは、「気づき(アウェアネス)」です。
この気づきとは、分かりやすく言えば、イライラしたり動揺したりしている自分に気づくことです。
他の言葉に置き換えると、感情にのまれてしまっている自分と距離を置き、その自分を冷静・客観的に眺めることだといえます。
このように書くと、「そんなこと簡単には出来ない」、「すぐにいろいろな考えが頭に浮かんできてしまう」という意見が出てきそうですが、このあたりのことに関して、吉田昌生氏は1分間瞑想法のなかで以下のように述べています。
瞑想と聞くと、多くの人が「『無』にならなければならない」と思うようですが、必ずしもそうではありません。
マインドフルネスの目的は「気づく」ことです。
「気づき」が連続することで「無」になることはありますが、「無」になることが目的ではありません。雑念が湧いても、それに気づいて、再び集中すればいいのです。
瞑想で大切なことは、次の2つです。
- 感覚に集中すること
- 集中に途切れたことに気づくこと
(吉田昌生『1分間瞑想法』p54)
まず注意を向けること、そこから注意がそれたら戻すこと、この繰り返しによって、脳が鍛えられていきます。
このトレーニングを繰り返すことで、脳が普段働いていないところに血液を送り込み、低下していた機能を取り戻すことができます。
だから、雑念が湧いてもいいのです。
雑念が湧いたことに「気づく」ことで、それが「負荷」になって、脳が鍛えられていると捉えてください。(吉田昌生『1分間瞑想法』p55)
(略)瞬間、瞬間に意識を向けていくと、普段は気がつかない様々なことに「気づき」ます。
これを心理学では「無意識の意識化」と言います。
身体の感覚であったり、痛みを訴える声であったり、未来に対する期待だったり、過去に対する後悔だったりします。
普段はなかなか自覚できていない無意識の闇に、意識の光が当たっている状態です。
自動的に湧いてくる思いや考えも受け流し、客観視し続けていくと、頭の中の声とは別の「ただ俯瞰して目撃している自分」がいることに気づきます。
マインドフルネスの目的は、この「気づいている自分(=観察者の視点)」を養うことにあるのです。自分の中の感覚や思考を観察することで、「気づく力(アウェアネス)」を高めることがこの瞑想の目的です。(吉田昌生『1分間瞑想法』p49)
吉田昌生氏は『1分間瞑想法』のなかで、「感覚に集中すること」、「集中に途切れたことに気づくこと」が大切だとしていますが、たとえ雑念が湧いたとしても「雑念が湧いたことに「気づく」ことで、それが「負荷」になって、脳が鍛えられている」としているのです。
マインドフルネス瞑想を毎日1分間で良いので続ける
このように吉田氏が述べている通り、ストレス対策としてマインドフルネス瞑想を行なっていく場合、始めたばかりの時は頻繁に雑念が浮かんでしまうことは当たり前ですので、それほど気にする必要はないのです。
心と体の健康を維持していくうえで大切なのは、マインドフルネス瞑想を、毎日1分間で良いので続ける習慣をもつことなのです。
そして、だんだん慣れてきたら3分間、10分間と、マインドフルネス瞑想を続ける時間を伸ばしていってみてください。
このようにマインドフルネス瞑想を習慣化することは、生命力を高めるだけではなく、「気づき」によって脳の認知能力をアップさせるので、うつ病や認知症の予防にもつながっていきます。
新品価格 |
新品価格 |