アマニ油とオリゴ糖は生命力を高めるのに効果的
当ブログでは、腸内フローラ・酵素・ミトコンドリアによって生命力を高める方法について述べていますが、今回の記事はアマニ油とオリゴ糖の組み合わせが、生命力を高めるのに効果的な理由についてです。
前回の記事では、腸内フローラの改善に加え、砂糖や人工甘味料を極力控えるようにする「糖質制限」も、うつの症状を緩和・予防するためには必要になってくるということについて述べました。
そしてそのことに関連してオススメしたいのは、日頃使っている砂糖をオリゴ糖に替えてみることです。
なぜなら、以前の記事で書きましたが、オリゴ糖はビフィズス菌を増やして腸内フローラを改善するのに効果的だからです。
またオリゴ糖は血糖値をそれほど上げないとされているため、血糖値をコントロールするためにもオリゴ糖は有効なのです。
一方、砂糖は血糖値を乱高下させ、低血糖症によって、うつだけではなく、イライラや混乱、集中力の欠如など、不安定な精神状態をひき起こすとされています(参考 生田哲『砂糖をやめればうつにならない』 詳しくは前回の記事を参照してください)。
そのため、「砂糖が体に悪いのは分かるけど、コーヒーなどを飲む際に、どうしても甘味が欲しい」という方に、オリゴ糖はオススメなのです。
ちなみに「オリゴのおかげ」はスーパーマーケットなどで手軽に買うことができます。
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サラダ油をやめて亜麻仁油を摂ることも、生命力を高めるために大切
砂糖代わりにオリゴ糖を使ってみることに加えて、もうひとつ、からだにとってプラスになるのは、サラダ油をやめて亜麻仁(アマニ)油に替えてみることです。
なぜならサラダ油も、砂糖と同様、からだや脳に良い影響はほとんど与えないと考えられるからです。
サラダ油はファストフードや加工食品、冷凍食品などに大量に使われていますが、例えば、サラダ油に含まれるリノール酸やトランス脂肪酸は、アレルギーの原因になったり、活性酸素を生み出して老化を促す原因になったりすると言われています。
また、脳の神経細胞を酸化によってサビつかせたり、神経細胞同士のスムーズな情報伝達を妨げたりすると言います。
特にサラダ油に含まれる脂肪酸である「リノール酸」は、高温で加熱すると「ヒドロキシノネナール」という毒性の物質を大量に生み出してしまいます。
脳科学専門医の山嶋哲盛氏によれば、この「ヒドロキシノネナール」は神経細胞を守っているリソソーム膜を劣化させ、最終的に死滅に追い込んでしまうと言います。
詳しくは↓の記事を参照してください。
30ninchishouyobou.hatenablog.com
亜麻仁油のオメガ3が身体にとって必要不可欠な理由
一方、亜麻仁(アマニ)油は、脂肪酸の50%以上が「α‐リノレン酸」で占められています。この「α‐リノレン酸」はオメガ3脂肪酸の一種であり、約1~2割がDHAとEPAに変換されると言われています。
DHAは脳の神経細胞の細胞膜をみずみずしく柔らかいものに保ちますし、EPAはアレルギー症状の抑制に効果的だとされています。
他にも、オメガ3脂肪酸(DHA・EPA・α‐リノレン酸)には、動脈硬化を抑制する働きなど、からだに良い影響を与える様々な効果効能があります。
つまり、オメガ3脂肪酸はからだにとって必要不可欠なのです。
しかし、このオメガ3脂肪酸が主に青魚に多く含まれているという理由から、年々、摂取量は減っており、代わりにリノール酸(オメガ6)ばかりを知らないうちにたくさん摂ってしまっている現状があるのです。
ちなみに「オメガ3」と「オメガ6」は、どちらも体内で作られない必須脂肪酸ですが、「オメガ3」と「オメガ6」のバランスは「1:1」もしくは「1:2」が望ましいとされています。
しかし、先程も述べたように、オメガ3が普段の食事ではなかなか摂れないうえ、ファストフードや加工食品ばかりを摂ってしまうことで、著しくこのバランスから遠ざかってしまうのです。
そのため、オメガ3を積極的に摂取してオメガ3とオメガ6のバランスを改善するためには、サラダ油をやめて亜麻仁油を摂るようにすることが、非常に効果的だと言えるのです。
ちなみにニップンの亜麻仁(アマニ)油なら、スーパーマーケットなどで1000円以下で買うことができます。
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